アメリカ市場を目標に開発された商用ターボプロップ機。6〜14人乗りで、最高巡航速度は時速555km、離陸滑走距離570mの性能を持っている。この型の飛行機には海外にライバルが多かったが、そのライバルに比べてスピードが速く、短距離で離着陸(STOL)ができたため人気を得ることができた。自衛隊でも連絡偵察機(れんらくていさつき)や救難(きゅうなん)機として使用された。1963年の初飛行以来、形式を変えたものをふくめて合計755機が生産され、戦後、日本人が設計した国産機として最高の生産記録となった。