量産飛行機としては世界最大の輸送機。広範囲にわたる複合材の使用、操縦系統をフライバイワイヤ（コンピューター等を使っての電気式操縦装置）にするなど、新技術が多く盛り込まれている。大型のコンテナのほか重戦車やミサイルなど、150tの荷物の輸送が可能。ソ連崩壊後は西側諸国のビジネスでも活躍しており、大型飛行機の部品（胴体や主翼）やロケット、人工衛星など様々な大型物品を輸送している。広島電鉄5000形路面電車の第1編成を、ドイツから広島空港まで空輸したのも本機である。なお、ソ連版スペースシャトルオービター「ブラン」を輸送した世界最大の飛行機アントノフAn-225は、本機をベースに開発された。