1927年、イタリアで開催されたシュナイダー・トロフィ・レースで平均時速453.2kmを記録し優勝した。レースはイギリスとイタリアで競われた。前回のレース用にスーパーマリン社の設計技師レジナルド・ミッチェルが設計した革新的なS.4をさらに発展的に改良を加えた機体。エンジンのパワーを上げるだけでなく、前年優勝のマッキM.39同様、主翼の位置を下げて操縦者の視界を向上させる、張線を使って薄い主翼の強度を保つようにする、といった工夫を行った。さらに、4分の1の模型を作って風洞実験等も行い、より空気抵抗の少ない機体を作った。