マクラーレンのシャシーにメルセデスのV10エンジンを搭載したF1マシン。1995年からの新規則採用により、F1マシンはダウンフォース(走行中に空気の流れによって車体を路面に押しつける力)が大幅に減少することになった。そのため、各チームは失われたダウンフォースを取り戻すために様々なアイデアを出したが、マクラーレンチームは車体中央部のエンジン・カウル(覆い)の上にセンターウイングをとりつけたMP4/10を発表した。MP4/10は奇抜なデザインによって注目されたが、最高位2位2回、コンストラクターズ・ランキング4位。