アメリカの国際モータースポーツ協会（IMSA）主催の2021年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦したプロトタイプスポーツカー。最上位クラスのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル（DPi）に属する。チームはマツダUSAモータースポーツで、チーム運営にカナダのマルチマティック社のモータースポーツ部門が加わっている。模型は初戦のデイトナ24時間レース仕様でドライバーはH.ティンクネル、O.ジャービス、J.ボマリート。最後まで接戦を演じ、周回数807周、トップと6.562秒差の3位だった。RT24-Pは2017年に登場し、マルチマティック社とアメリカのライリーテクノロジー社のシャシーにマツダの「魂動」デザインを取り入れている。エンジンはイギリスのアドバンスド・エンジン・リサーチ社（AER）とマツダが共同開発した直列4気筒ターボエンジンを搭載した。なお、マツダは2021年でDPi参戦を終了したが、アメリカのサーキット、ロード・アトランタで行われた最終戦「プチ・ル・マン」で優勝し、有終の美を飾った。