被爆電車


昭和17年(1942)10月に製造された広島電鉄オリジナル仕様の電車です。昭和20年(1945)8月6日の原爆投下により江波付近で大破しましたが、翌年の昭和21年(1946)2月に復旧しました。その後、低床化やワンマン化などの改造が施されながら、平成18年(2006)6月まで広島の街を走り続けてきました。毎月1回程度、車内公開を開催しています。
650形654号電車年表
昭和17年(1942)
10月
製造
昭和20年(1945)
8月6日
江波付近で被爆、大破
昭和21年(1946)
2月
復旧
昭和28年(1953)
11月
低床化改造
昭和50年(1975)
5月
ワンマン化改造
昭和61年(1986)
8月
冷房機取付
平成18年(2006)
6月
引退
引退までの走行距離約260万km
650形電車主要諸元
車体 | 半鋼製ボギー車 |
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製造両数 | 5両 |
製造所 | 木南車輌 |
自重 | 16.28トン |
定員 | 80人(内座席32人) |
制御方式 | 直接制御 |
全長×全幅×高さ(パンタグラフ折りたたみ時) | 12.38m×2.438m×3.839m |